本日、2025年1月3日 17時(日本時間) に、2025年最初の暗号資産オプションの大口行使期日を迎えます。暗号資産オプション取引において世界最大規模を誇るDeribitでは、総額 26億ドル(約4082億円) を超えるオプションが満期を迎える予定です。
ビットコインのMax Painと市場動向
今回の行使期日で特に注目されているのは、ビットコイン(BTC)のMaxPain価格が97,000ドルに設定されている点です。現在のマーケットは、セオリー通り、ビットコイン価格がMaxPain価格に向かって収斂する動きが確認されます。

直近の傾向
先日の記事(ブロック市場で大口のブルコールスプレッドが成立)でお伝えいたしました通り、年末・年始の暗号資産オプション市場では、アップサイド(価格上昇)を狙ったオプション戦略の再構築が進んでいる兆候が見られます。
この傾向は、投資家が強気の姿勢を維持していることを示唆しています。このため、本日は日本時間17時以降(行使期日終了後)の、市場参加者の行動変化に注目が集まります。とりわけ、年末・年始休暇を終えた後のタイミングということもあり、ビットコインオプションの再構築動向とそれに伴うマーケットメイカーのデルタ操作の方向性に警戒が集まります。
まとめ
2025年最初の行使期日は、MaxPain理論通りの展開となっており、波乱は特段見られません。しかし、カットオフ後に大きな動きが出てくる可能性もあるため、引き続き、年始特有のオプションフローの動向に注目が集まりそうです。
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