イベントプレミアム剥落でインプライドボラティリティが急低下

Deribitが提供するボラティリティ指数(DVOL=Deribit Volatility Index)を確認すると、ビットコインのインプライドボラティリティ(IV)は、1/20に記録した高値 71.3%をピークに、足元 56.7%付近まで急低下している。



こうした動きの背景には、重要イベント通過に伴うイベントプレミアムの剥落と、それに伴うオプションロング勢による投げ売りの影響が挙げられる。


トランプ米大統領就任式直前に広がった過度な楽観ムードの影響で、ボラティリティは一時爆発的に高騰していた。



しかし、就任式通過後はマーケットの期待値が急速にしぼみ、オプションロング勢による投げ売りを誘発する形となった。結果として、IVR(Implied Volatility Rank)は足元、30.2%レベルまで低下している。


ボラティリティの投げ売りは今なお続いているが、新政権発足を経て、今後は新たな好材料が期待される他、大手金融機関による暗号資産ビジネス参入報道も相次ぎそうだ。


足元のIV低下は、過度に売られ過ぎている感も否めず、この水準では、オプションを拾い始める勢力も出てくるだろう。1/31に予定されている月末カットオフに向けて、オプション市場の次の一手に注目したい。


★★CoinCollege∛のオプション教室★★

CoinCollege∛では、オプション取引を包括的かつ体系的に学べる場を提供するため、2024年11月より有料noteをスタートしました。初心者でも無理なく学べるよう、基礎知識と実践的な応用をバランスよく組み合わせた、わかりやすく段階的なカリキュラムを設計しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました